チクタクわにさん
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『チクタクわにさん』、夜見ベルノ様の読書実況で拝読いたしました。 いやあ、すごい(語彙力)。 少しづつ漂ってくる違和感が段々と成長してくるわけですが。しれっと紛れている単語が、ヤバい方向へ連想できてしまうところにまず戦慄。これが一つ二つと重なって、連想がただの勘違いでないことを徐々に裏付けてくる塩梅がまた実にツボを刺してきます。 後半、『まだら』に強い執着を見せる辺りからがもうものすごい牽引力で、ヤバい方向の連想に根拠が示される(しかも表現状は明示されたわけではない)ところがまたさらに抉られますね。 この滑らかな、そう滑落感とでも申しましょうか、それが一見ほのぼのとした文面で締めくくられるのがまた救いのなさを突き付けてきて刺さります。 お見事なお点前、堪能させていただきました。 素晴らしい作品をありがとうございます。 お違い頑張って参りましょう! ![]() |