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パジャマ姿のおやぢ受。攻めはスーツ姿キボン。

ジリリリリリリリ
非常ベルの音に加納は飛び起きた。慌てて妻と娘の名前を呼ぶ。
「加奈子?真弓?・・・ああ。そうか。いないんだった」
呼んでから思い出した。ここは出張先のホテル。
枕元の時計は2時。ドアの外はザワザワいっている。
客が避難し出しているんだろう。
加納はコートを羽織ってドアを開けた。

「誤報だろうって言ってるよ」
客はホテルの中庭に出させられた。加納と同じパジャマ姿あり、
ぬいぐるみを抱いた子供の手を引く母親あり、
一様に不安と不満の入り交じった表情だ。
外から見るとホテルに異常はない様だ。煙も出ていないし火も見えない。
「加納さん?」
その時客の集団の中から見知った顔が覗いた。
「寺崎?お前もこっち来てたのか」
何と大学時代の後輩が立っていた。
「加納さんもですか?」
「俺は二日前に」
「俺は今日着いた所です。夜中まで会議でやっと寝れると思ったらコレで
着替える閑もなかったですよ」
そう言う寺崎は夜中だと言うのにスーツ姿だ。
その時ホテルの人間がアラームの誤作動だったと言いに来た。
「やれやれ。一安心だな」
部屋に戻ろうとすると寺崎が引き止めた。
「折角だから俺の部屋で一杯やりませんか。
二、三杯引っ掛けてから寝るつもりで酒買ってあるんです」

「加納さんレモネード系の味が好きだったですよね」
「よく覚えてたな」
「加納さんジュース感覚のが好きなんですよね。ワインクーラーとか」
「そう言えばお前よくカクテル作ってくれたよな。
すげえのもあったけど。何だったっけ。カノウスペシャル」
「あー。あれは大失敗だったですね。濁っちゃって」
「そうそう。まだらカルピスっつーか。スーツ脱げよ」
「まあまあ。グッといってください。
それも柑橘系の味にしてあるから飲みやすいと思う」
「サンキュ」

「加納さん。加納さーん?」
遠くで寺崎の声がしてる。
自分で思ってるより酔ってるようだ。
迷惑かけて悪いと思うのだが、声も出ない。
「加納さん。ここで寝ちゃう?ベッド行きます?」
「ああ。悪いな」
「いえ、俺の方が今から悪い事しますから。今日のはちょっと強すぎたかな。
加納さん気持ちいい?飛んじゃってるんだったら都合いいです」
耳元でギシッとベッドの軋む音がした。どうやら俺は寝かされてて・・・?
「あっ」
ヒヤリとした何かが脇腹を触った。
まだボンヤリする頭でその感覚を追いかける。
ツツツーと上に上がって・・・・あっ。そこは・・・!
「てっ、寺崎どこ触ってるん、んアッ」
抵抗しようとしてるのに体が動かない。
「やっぱり酔ってる加納さんが一番色っぽいや・・・」
囁く寺崎の声が急に近づいた。
耳に唇をくっつけるようにして話してる・・あっ、嘗めるなっ!
「寺崎、お、お前ホモだったんかっ!」
「今更何言ってるんですか。俺は加納さん一筋だってずーと言ってましたよ」
「や、あっ、触るなっ!!
嫌だ、そこッ・あん、なっ酒の席・・セリフ・・・」
「冗談だったって思うのは加納さんの勝手ですよ。
俺はいつでも真剣でした。本当はシラフの時に口説きたかったけど。
でも酔った加納さんが一番綺麗。どこもかしこも赤くなって。
こことか。ここも」
ビクッ、ビクッ、と体が跳ねる。
寺崎が敏感になってる所を重点的に攻める度に悲鳴みたいに
嬌声を上げてる自分が信じられない。
酒のせいで敏感になってるだけだ。
そう思いたいのに頭がボーッとして、皮膚感覚だけが過敏になって
息が上がる。
「お、俺には妻も子も・・うんっ」
「知ってますよ。加奈子けしかけたの俺ですもん。
このパジャマも・・あいつの趣味ですよね。こんな色・・
加納さんには全然似合わないのに」
グイッと引っ張られてボタンが飛んだ。
「寺崎、寺崎やめろっ」
「やめれないです。もう遅い。いつも酔っぱらって潰れる時に
俺にしがみついて来るんですよ。そんで次の日には何も覚えてないんだ。
俺がキスした時もしごいてあげた時も。
酒入った時の加納さんってすっごい可愛い。綺麗で・・・
俺の手で気持ち良くなってよ。加奈子と別れてくれなんて言わないから。
こうやって時々逢ってくれるだけでいいから。
酒の上だけで・・明日には覚えてなくていいから」
体の一番奥に熱い物がググッと分け入って来る・・・
「あ、うああ・・・っ!」

「お早うございます。大丈夫ですか加納さん」
「あー俺いつ寝ちゃったんだっけ?」
「部屋来てすぐですよ。相変わらず酒弱いんですね」
「悪いことしたな」
ムクリと起き上がって違和感に気付く。ホテルの浴衣を着ていた。
昨日はパジャマだった筈なんだけど・・?
「いいですよ。あ、それから酔って服脱ごうとしてボタン飛んだんで
浴衣に着替えさせたんですけど。余計な事しちゃってすみませんでした」
「ああ、そうか。いいよ悪かったな。迷惑
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