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待ちきれずに玄関エチー

ガターン!

大きな音と共に古い学生アパートのドアが叩き付けられるように開き、小さな部屋に2つの人影が転がり込んで来た。
「ちょっ、ちょっと倉田、ヤバイって…!」
焦った声に被せるように、
「るせ、大人しくヤらせろ」
「倉田、倉田!待てって…」
「待てねぇ」
「倉田っ!ヤだっ」
強姦される女のような悲鳴を上げているのは村田誠。中規模の翻訳会社勤めの彼は、社会人留学の社内試験に合格し、現在ここワシントン州の通訳者養成学校で3ヶ月間のプロフェッショナルコースを受講している。
190cm近い長身にしっかり筋肉のついた巨体はスーツがまるで似合わない、通訳士というよりスポーツマンタイプだが普段は至って控え目で、それが声にも出る為おどおどした印象を与えてしまうのが玉に疵、殊に話し方や声質も重要なポイントになり得る通訳士にはマイナスになる事は自覚しているので、正規の授業の他にスピーチの特別レッスンも受けている。
そんな村田を壁に押し付けて抵抗を阻もうとしているのはルームメイトの倉田真人。フリーの同時通訳だったが休職して単身留学、現在会議通訳士コースの2年生。村田と同い年だが体格は兄弟、いや親子程も違う。165cm53kgの華奢な体は村田の手の上にヒョイと乗せられそうだ。そのせいで却って村田が遠慮してしまい、今も押さえ込むと言うより縋り付くような倉田を引き離せない。
村田誠(むらたまこと)と倉田真人(くらたまこと)。漢字の字面は似ていないが、ローマ字書きすると名前が1字違いになる。それでコースを取り違えられたことがきっかけで知り合い、知り合ってすぐにこういう仲になった。
「ヤらせろよ。溜まってんだよ」
「倉田、今は駄目だ。ケーキが、あっ頼むから…っう」
村田の手には白いケーキの箱。潰れそうになるのもおかまいなしに倉田が村田の首に手をかけて強引に引っ張り唇を重ねる。開いたままの目は見慣れない色に煌めいている。こんな時だというのに村田はその瞳の光に見蕩れた。
「倉…何だその目…灰色?」
喘ぐように訪ねると倉田は唇の端だけで笑ってみせた。
「銀だよ。カラーコンタクト。似合うだろ、俺イイ男だから。だからヤらせろ」
「う、っん…む」
答える間もなく唇を重ねられ貪られる。華奢で童顔な倉田には、確かにそういうオモチャめいた装飾がよく似合う。ドールハウスに入れられた人形のボーイフレンドのような作り物めいた綺麗さは銀の目どころか背中に翼を背負ってもサマになるんじゃないかと村田は思う。
ケーキはバスで20分程言った所にあるパティサリーで倉田に選ばせた物だ。「どういう風の吹き回しだ?」と倉田は言っていたが。だって、今日は倉田の誕生日なのだから。
付き合い出してすぐに倉田の誕生日を知った村田は、殊勝にも思い出深いセッティングをしてやろうとない知恵を絞ったのだ。ケーキだって近所の店じゃなく、ちゃんと倉田の好きな店をリサーチした。それをこの男は台なしにしようとしてやがる。
こ、の、駄天使がっ!
「似合う。似合うっから、だから倉田、ちょっと待…ぅわっ!」
ボンヤリしていた村田は突然軸足を横に蹴られ倒れそうになった。一歩足を踏み出して危うく踏ん張った所で、足の間にスルリと入り込んで来た体がピタリと密着し、白く細い手がジッパーにかかった。あっと言う間もなく引き下げられ下着の中に手をつっこまれる。
「倉田、倉…ぁ…っ」
「なあ、手と口とどっちがいい?ヤってやるよ。大サービス」
耳の下を柔らかい髪がくすぐるように撫で、濡れた下が首筋を辿る。手は形を確かめるように村田のペニスをまさぐり、時々指が遊ぶ。
「頼むよ村田。5日もお前の声さえ聞けなくて、どうにかなりそうなんだよ…」
殊勝な言葉を紡ぐ口が首筋を滑り、カリッと歯を立てた。我慢してたのはこっちもだと言いたくなるのを堪えて村田が言う。
「お、俺だって、でも頼むから、ちょっと待てって…ぅんっ」
「待てねえ」
5日の空白は村田のせいではない。テレビ局の日本語放送の同時通訳のアルバイトもしている倉田が、某国のクーデターのリポートで5日テレビ局に泊まり込みアパートに帰って来なかったのだ。
この分では今日が自分の誕生日だという事も忘れているに違いない。
「倉田、待、ああっ」
「ほら、お前のだって…イヤがってねぇんじゃん」
「…っ」
「ピクピクしてんぜ…」
アメリカ人の中に交じってさえ実年齢より老けて見られる村田と違って、バーで酒を頼んでも身分証提示を求められる倉田の声は甘い。疾うに声変わりを済ませた筈なのにいつまでも澄んでいて、その声でこんなイヤらしい言葉を紡がれると倒錯的な気分になってくる。
制止を求める声は、倉田が村田のペニスに吸い付いた事で消し飛んでしまった。背中を壁に預けたままぎゅっときつく目を閉じ、のけぞって頭を振る。
「倉田、倉
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