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四通目

Date: Sat, XX Nov 1996 19:03:12 -0500 (EST)
To: s183926@u.akisa.ac.jp, konr@introlink.com, tsai@introlink.com, mdoi@bacchus.or.jp, nolin@sdar.nne.il, fcha@netlore.pta.sg, 9650084@kds.docr.ac.jp, pkanako@surfin.or.jp, hatai@maihime-net.or.jp, crah@trala.freenet.ca, kkanoya@huron.mynet.ca, jj2891@grand.com, leilin@NetWorld.com, 32fir@ulor.stud-ecs.edu, 793411s@uvg.ithaca.edu
From: maki@introlink.com (Maki Taka)
Subject: Fourth Letter from Canada
X-Mailer: Eudora-J(1.3.8.5-J13)
Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp

 や、まきまきです。書きかけの手紙おくっちゃってごめんね。
 ってとこで、つづきです。

 あのね、私むかしっから、あんまり体のじょうぶなほうじゃなくって、あ、むかしからのつきあいのひとはしってるよね、「永遠の十九歳説」。生まれたときに、お医者に「この子は二十歳まで生きられない」って言われているんで、私は永遠に十九なのさ、というネタ。
 だからまあ、親なんかともよくおあそびで「約束」してたのよ。もし私が、「あとXXの命」とかになったら、ヨーロッパ旅行につれていってね、というの。あれをいまになって思いだしています。いまさらヨーロッパでもないけど。あとちょっとしか生きている時間がないってわかっているのに、こんなふうに病室ですることもなくぼーっとして、「あんたは病人なんだから病院にいるんですよ」なんてのを考えつづけていたくないんだよ。それこそ時間のむだだあ。
 あーとっとと退院しておいしいものいっぱい食べるのよー、とかいってじぶんをなぐさめています。

 やっぱり、病院ってところは、治る病気のひとのための施設じゃないか、と思うのでありました。キューブラー・ロスに「死ぬ瞬間」っていうシリーズがあるんだけど、あれ読んでいても、やっぱホスピスの理念とかね、出てくるでしょ。治そうとするんじゃなくて、痛みをやわらげるとか、そういうことに重点をおいた施設ね。目的がそもそもちがうんだから。もちろんひとそれぞれではあるけれど、私は、延命なんてむなしいなあ、と思うのよ。治らないとわかっているんだから、病室でじめじめしているより、うちにいて、やりたいことやりたいじゃない。さいわいにも私は、痛みらしい痛みはほとんどないし。ただ体がだるいとか胸がむかつくとかそういうのだけだから、よけいにそう思うのかもね。
 あーんはやくおうちにかえりたいよう。

 そんなまきまきへ、はげましのおたよりを出そう! (笑)
 てなところで、今回はここまで。


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maki@introlink.com (たかざわ まき)
「え、ここらで一杯、熱いお茶と新しいPowerBookがこわい。」
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11/07/13 18:51更新 / blueblack

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